1.ラックダイ
◆素材
綿100%
◆糸長
100gあたり約600m
◆編針サイズ(参考)
1本取り 2-4号程度
※ロットにより染色ムラがあります。草木染めの個性としてご理解いただき、お楽しみいただければ幸いです。
天然色素で染める草木染は植物(一部動物)の素朴な色合いが魅力です。同じ色素を使っても布地や媒染剤の種類や濃度、染液に浸す時間よってまったく違う色合いになります。
日本の伝統色で染め上げた美しい色彩の草木染は「人にやさしく、環境にやさしい」素材と言えます。
草木染は堅牢度が弱いため、日光、摩擦、洗濯により色あせしますが、使い込んでいただくことで自然に退色し、味わいが深まります。
Babyコットンにも使用しているコットンなので、デリケートな赤ちゃんの肌にとても優しいので安心してご使用になれます。
オールシーズンご使用いただける糸なのでベビー服はもちろん、帽子やストールにも最適です。
草木染ならではの、淡く繊細な色合いをお楽しみください。
10番手の3本撚りの糸です。
1.ラックダイ
ラックダイは、ビルマネムやハナモツヤクノキ、イヌナツメに寄生する介殻虫[ラック虫]の雄の樹液を吸って分泌された紫色の膠質のスティック状の物質を染料に使用します。
主にインドやミャンマー、チベット、タイ、ブータンなどで採取され、日本には奈良時代に薬や染料として伝わりました。
優しく落ち着きのあるややグレーがかったピンク色です。
2.カテキュー
カテキューは阿仙薬とも呼ばれ、インド原産のマメ科の喬木で、熱帯地方の各地で栽培されています。
この幹材の煎汁を煮詰めてエキスにしたものが、ペグ阿仙薬といって、ビルマやタイで生産されています。
日本には鑑真和上が中国から持って来た、と伝えられています。
阿仙の成分はカテキン・タンニン酸・ガンブリンなどを含有しており、薬用・染色用などに用いられたと伝えられています。
このカテキューでアースカラーのピンクを染色しました。
3.茜
その名前の通り、根が赤い事から[あかね]と名が付きました。
この根は、浄血、解毒、強壮の作用があるとされ、更には、日本で最も古くから使われた赤系の染料で、日の丸の赤はこの染料で染められています。
この茜を使い淡く優しい淡ピンクに染めてみました。
4.チョウジ
平安時代に貴族の間で好まれ、染めた布に香りが残るため「香染め」と呼ばれてきました。
沈痛、健胃に効果があり、古代中国では、皇帝に謁見する際は必ず丁子を口に含み、口臭を消していました。
染色には、花蕾を使い、黄色を染めています。
この丁子(チョウジ)でアースカラーのベージュに染めています。
5.ザクロ
元々中東の地域に野生し、平安時代に日本にわたってきた植物。
赤い実が多い事から、子孫繁栄、豊穣の象徴として大切にされてきました。
漢方薬として、樹皮は痛み止め、根は虫下し、実は疲労回復薬に使われました。
染色には果皮を使い、古来より黒染めの染料としてよく用いられていました。
このザクロで淡いベージュに染めています 。
6.ウコン
最近では、ウコンは体の調子がよくない時や内臓が疲れていると感じた時など、あるいは、お酒を飲みすぎたときなどに飲むと、アルコール分解効果に加え、殺菌作用や動脈硬化を予防してくれる万能薬として広く知れ渡っています。
また防虫・殺菌効果が高いので、昔は木材や綿布の風呂敷などに塗られていました。
古来から生活の必需品として私たちの身近にあったウコン。
このウコンを使いウコンらしい黄色に染めてみました。
7.柿渋
柿渋は、高い防水・防腐・防虫効果を持ち、古くから漁網や醸造用絞り袋、染色用型紙に渋団扇、紙衣、和傘など、あらゆる日用品に用いられていました。
また、漢方薬としても用いられ、柿渋がもつタンニンが血圧降下・火傷・二日酔いなどに効くといわれています。
この柿渋を使い淡いオーガニックブラウンに染めています。
※洗濯は色移りする事がありますので単品で洗ってください。
※汗や雨など長時間濡れると色移りすることがあります。
※漂白剤や蛍光剤入りの洗剤は使用しないでください。
【コーンの本数について】
本商品は すべて1本100g単位で発送させていただきます。
【ご購入前にご確認ください】
※掲載している商品画像の色味はご利用のPC環境や撮影方法などにより現物と異なる場合があります。
※製造工程上、やむを得ず結び目が入る可能性があります。